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京都

【京都観光】丸益西村屋さんで友禅染体験をしてきました|伝統文化体験

京友禅染体験に関する記事のサムネイル 京都
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京都の観光場所をお探しの方へ。

日本の伝統的な染色技法である「友禅染」を体験してみませんか?

「初心者だから心配」「絵心ないよ」でも大丈夫。

あらかじめ用意された型を使用するため、美しい絵柄を簡単に染色することができます!

この記事では、筆者が体験した時の写真をまじえて、友禅染体験についてご紹介します。

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友禅染とは

友禅染は、日本の伝統的な染色法の1つで、江戸時代の京の扇絵師であった宮崎友禅(みやざきゆうぜん)がその名の由来です。

初めはすべて手書きで、彩色には、日本画の顔料として使われる艶紅つやべにが使われていました。

明治時代に、広瀬治助ひろせじすけ捺染なっせんの技法を用いた「型紙友禅」を考案したことで量産が可能となり、また、化学染料の発達によって多岐にわたる彩色ができるようになりました。

京友禅体験工房 丸益西村屋さん

京友禅体験工房 丸益西村屋さんは、二条城の南東、京都府京都市中京区にあるお店です。

道沿いには友禅染の商品が並ぶショップがあり、町家を奥へ奥へ入っていくと体験工房があります。

伝統工芸士である西村良雄さん自ら教えてくださいます。ちょこちょこ様子を見ては、「いいかんじだね〜」と褒めてくださるので、とても楽しく体験ができました!

伺ったのがお盆時期ということもあってか、他にも3人ほど先生がいらっしゃいました。気軽に質問できる空間だったのが良かったです。

項目説明
名前京友禅体験工房 丸益まるます西村屋にしむらや
営業時間毎日9:00〜19:00(入館は17:00まで)
定休日1/1〜1/3
予約要予約(電話に限り、当日予約可の場合も)
住所〒604-8276 京都市中京区小川通御池南入る
TEL075-211-3273 (受付9:00~18:00、最終19:00まで)
FAX075-221-1967 (24時間受付)

体験できるコース

コース概要所要時間金額
京友禅入門コース一番人気のコース。
Tシャツやエコバック、
ハンカチや京扇子など
1〜1.5時間1,400円(税込)〜
京友禅本格コース本格的な友禅染体験。
綿風呂敷やタペストリー、
正絹風呂敷、のれん
半日〜1日10,000(税込)〜
風呂敷包み方レッスン
(12種)コース
お土産の風呂敷付き1〜1.5時間3,300円(税込)
風呂敷包み方レッスン
(6種)コース+友禅染体験
どちらも体験できるコース1.5時間〜3,300円(税込)
お箸&京友禅の
お箸袋作りコース
オリジナル箸と箸袋作り2〜3時間3,300円(税込)
2022年8月時点の情報です。最新の情報は、ホームページをご覧ください。

友禅染体験の予約方法

空いている日にちをカレンダーで確認したい方、オンライン決済をしたい方、ポイントを貯めたい方は、各種予約サイトからの予約がおすすめです。

京友禅本格コースをご希望の方は、公式ホームページからお申し込みください。

予約サイト予約可能なプラン
じゃらん・ハンカチ 小 / 1,400円
アソビュー! ・京友禅入門コース
・風呂敷包み方レッスン(12種)コース
・風呂敷包み方レッスン(6種)コース+友禅染体験
・お箸&京友禅のお箸袋作りコース
アクティビティジャパン・京友禅入門コース
・風呂敷包み方レッスン(12種)コース
・風呂敷包み方レッスン(6種)コース+友禅染体験
・お箸&京友禅のお箸袋作りコース
公式ホームページ・京友禅入門コース
・京友禅本格コース
・風呂敷包み方レッスン(12種)コース
・風呂敷包み方レッスン(6種)コース+友禅染体験
・お箸&京友禅のお箸袋作りコース

丸益西村屋さんへのアクセス

体験工房は、二条城の南東にあります。

アクセス方法
  • 電車
    • 京都市営地下鉄東西線 二条城前駅より徒歩約5分
  • バス
    • 市バス「堀川御池」のバス停から徒歩約5分
    • 近隣のコインパーキングに駐車

体験の手順(綿風呂敷)

ここでは、私が体験した「綿風呂敷」の手順についてご紹介します。

【アイテム】綿風呂敷
【料金】10,000円(税込)
【所要時間】5〜6時間程度(休憩含まず)
【技法】型友禅の1つである「摺込友禅」
【絵柄】花の丸A

同行者が選んだ「正倉院更紗」の絵柄は、塗る箇所がとても細かくて時間がかかっていたけえ、「選ぶ絵柄」や「どのくらい丁寧にするか」によって、所要時間は大きく変わるかも

1. 絵柄を決める

まず、工房に入ったら、絵柄を決めます。
お手本が壁にかかっているため、そこから好きなものを選びましょう。

絵柄によって難易度が違うよ。所要時間については、工房の先生に聞いてみよう!

2. 布を選ぶ

事前に染色された布の色を選びます。
オレンジと黄色のグラデーションや、緑と黄色のグラデーション、青と水色のグラデーションなど、その時々によってある色は違うかと思いますが、選んだ絵柄に合う色を選びましょう

3. 説明を受ける

先生たちが、机の上に「染料」や「刷毛」、「型を留めるピン」、「パレットがわりのキッチンペッパー」などを用意してくれます。

用意ができたら「友禅染の歴史」や「刷毛の使い方」、「彩色の方法」の説明を受けます。

1色につき、刷毛は1つ」「パレット内で違う色を混ぜない」など注意事項もあるから、漏らさず聞こう!

4. 型を布に当てる

いよいよ、作業開始です!

風呂敷を机の上に広げ、右下の角に合わせて型を当てます。ずれないように、ピンで上部2箇所を留めたら準備完成。あとは、刷毛でどんどん色を入れていきます。

お手本をそばに置いておいてくれるから安心

5. 型の空いている所に色をいれていく

刷毛で小指の爪先くらい染料を取り、パレットがわりのキッチンペーパーにの上に置きます。
円を描くようにくるくると刷毛を動かしながら染料を馴染ませたら、キッチンペッパーの空いたスペースで掠れるくらいまで拭き取ります。

刷毛にたくさん染料が付いたままだと、思ったよりも濃く色が入ってしまい、取り返しがつかなくなってしまいます。最初は薄く、同じ箇所に刷毛を動かすことでだんだんと濃くしていきましょう。

色についても、薄い色(白や黄色)から塗りはじめて、濃い色(赤や青、黒)を重ねていくのが鉄則だよ

型1枚目(全部で7枚ありました)

奥にあるのがお手本ですが、塗る色は自由に変えて問題ないです。

筆を立てて、くるくる回すように動かしましょう。

型2枚目

最初は薄い色からということで、桃の花を白く塗っています。
その上からほんのりピンクを乗せて紅梅に。

白色は他の染料と違って、乾きやすいんだって。乾いたら新しい刷毛を使おう

型2枚目完了後

黄色と赤を混ぜてオレンジにしたり、赤と黒を重ねてみたり。
刷毛を何回動かしたかで、同じ色の染料でも、これだけ色味が変わってきます。

型3枚目

紅葉が出てきました。
細かいところは、小さく刷毛を動かさねばならず濃淡が出しづらいです。

型3枚目完了後

緑が入ると、引き締まりますね。

型4枚目完了後

少し紅葉している紅葉にしてみました。
桃の花の蕾にも 萼(がく)がついたり、だんだんと形になってきました。

型5枚目

葉脈や管状花、おしべや、細い葉の部分。
型紙をすでに塗った絵柄に合わせるのが難しくなってきました。1番最初、どれだけ右下の角に綺麗に合わせておくかが大事ですね。

型5枚目完了後

ぼやけていた花が引き締まりました。

型6枚目完了後

線と花がめちゃくちゃずれました!
が、細かいことは気にしない性格のため、このまま突き進みました。

型7枚目

線を2つの型紙で分けて描くようになっているため、位置を合わせることが本当に難しいです。こういった細かいところは、もしかしたら型友禅より手書き友禅の方がやりやすいのかも?

まあ、型があるおかげでここまで綺麗に描けているんですけどね。

型7枚目完了後(花の丸完成)

これで花の丸は完成です!
型のおかげで、絵心がなくともここまで綺麗な仕上がりに!!

おまけ

パレットからはみ出て布がよごれてしまったため、小さい型紙を使って隠すことにしました。

竹と橋の型紙。橋も大きくずれてますが、気にしない。気にしない。

6. アイロンがけ

家に帰ってから、あて布をしてアイロンがけをしましょう。
熱で染料が布に定着し、洗濯しても色落ちしなくなります。

まとめ

刷毛をにぎるなんて中学生ぶりくらいでしたが、とても楽しかったです!

絵柄選びから含めると、朝9時から15時くらいまで滞在していましたが、あっという間の6時間でした。昼ごはんもとらずにぶっ通しで作業していましたが、すればするほど凝りたくなってしまい、不思議と集中力が続いたものです。

西村さんをはじめとする先生方も優しくて、改めて感謝申し上げます。

京都に立ち寄った際は、お寺・神社巡りの合間に、友禅染を体験してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
駿河 晴星(Suruga Sei)

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