書籍情報
・著者:凪良ゆう
・出版社:東京創元社
・受賞歴:第17回本屋大賞
・あらすじ:
**【2020年本屋大賞受賞作】
【映画化決定 2022年5月公開】
監督・脚本 李相日
出演 広瀬すず、松坂桃李
横浜流星、多部未華子ほか
愛ではない。
けれどそばにいたい。
新しい人間関係への旅立ちを描いた、
息をのむ傑作小説。**
最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままにーー。だから十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び願った。この願いを、きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたいーー。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。本屋大賞受賞作。
解説=吉田大助