書籍情報
・著者:クリスティン・ペリン
・翻訳者:上條ひろみ
・出版社:東京創元社
・受賞歴:第14回本屋大賞翻訳小説部門(2位)
・あらすじ:
**手がかりはすでに集められている。
殺されると予言された、
被害者本人によって。
ホロヴィッツと並ぶクリスティの後継者による犯人当てミステリ!**
ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住むキャッスルノール村に招かれた。大叔母は16歳のときに占い師から告げられた、いつかおまえは殺されるという予言を信じつづけており、大邸宅に住む奇妙な老婦人として知られている。屋敷を訪れると、大叔母は図書室で死んでいた。両手には血の痕があり、床には茎の長い白薔薇が落ちていた。予言が的中して自分が殺されてしまったときのために、大叔母は約60年をかけて親族や村人たちを調査していた。その膨大な調査記録を手がかりに、アニーは犯人探しに挑む。新鋭が贈る犯人当てミステリの大傑作!
解説=千街晶之