書籍情報
・著者:嶋本達嗣
・出版社:新潮社
・受賞歴:第7回日本ファンタジーノベル大賞
・あらすじ:
闇の濃淡がつくる夜景の彼方で、遠雷のように終バスのクラクションが響く。僕のバス停としての一日が終わる。木々の葉音、水槽の底をはうエイの姿で市道を泳いでゆく新聞。それは誰かの捨てたきょうの記憶。-ある夜、バス停はバスに乗った。彼が見たものは何、行き着く場所は何処。第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。