書籍情報
・著者:粕谷知世
・出版社:惑星と口笛ブックス
・受賞歴:第13回日本ファンタジーノベル大賞
・あらすじ:
受賞時のタイトルは『太陽と死者の記録』。
第13回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品。本邦には珍しい叙事詩の資質をもった作者がインカ帝国の最後の日々をおそるべき想像力で描ききった大冊。原稿用紙換算約670枚。
インカの最後の王、無慈悲な巡察使、生きているミイラたち、韋駄天の少年、聖ヤコブの化身である白い騎獣に乗った雷神にいどむインカの神獣ピューマたち。この巨大かつ稀なる幻視の叙事に刮目すべし。
インカの少女たちを描いたスピンアウト短篇「月の卵」(約38枚)を併録。 表紙、高田美苗。
作者プロフィール
1968年愛知県生まれ。大阪外国語大学イスパニア語科卒業。
2001年「クロニカ 太陽と死者の記録」で第13回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。
2005年「アマゾニア」で第4回 Sense of Gender 賞大賞を受賞。
そのほかの作品に「ひなのころ」「終わり続ける世界のなかで」がある。
ブログ 粕谷知世のクロニカ【記録】