書籍情報
・著者:佐倉ユミ
・出版社:集英社
・受賞歴:第49回ノベル大賞
・あらすじ:
受賞時のタイトルは『応挙の虎、古井戸の月』。
青井東仙は十一歳のとき貧しさから逃れるように家を出て、江戸で偶然出会った絵師・松山翠月に才能を見出され、弟子となった。しかし、夜具も食事も着物も与えられ満たされた暮らしに次第に創作意欲をなくして破門されてしまうー。才能に溺れ、落ちぶれた絵師が再起をかける、大江戸人情譚! 闇と現が隣り合わせの江戸で、東仙は再び夢を描く…。新・時代小説! 2018年ノベル大賞受賞作。