書籍情報
・著者:縄手秀幸
・出版社:富士見書房
・受賞歴:第1回ファンタジア大賞
・あらすじ:
バロスの街を訪れた、奇妙な2人組。ひとりは機械の体の大男。もうひとりはトゲもウロコもない、非実用的な、それでいてどことなく懐しさを感じさせる姿かたちの少女であった。誰かがつぶやいたーノーマルだ!その光景を、街の中心にひびえたつ巨大な塔“ネオ・バベル”が静かに、だが、暗い熱意をこめて見つめていた…。人が人の姿を失ってしまった遥かな未来。なぜ人類は変わってしまったのか?そして少女に秘められた、世界を根底から揺るがすほどの謎とは。幻想の未来を重厚な語り口で構築するSFファンタジー。第1回ファンタジア長編小説大賞準入選作。