書籍情報
・著者:月原渉
・出版社:東京創元社
・受賞歴:第20回鮎川哲也賞(受賞)
・あらすじ:
第二次大戦中ニュージーランドの捕虜収容所と、全寮制の女子校で相次いで起きた密室殺人。41年後、同じ女子校で再び残虐な少女連続殺人が──。少女たちを脅かす封印された謎とは?注目の新鋭が贈る本格ミステリ! 第20回鮎川哲也賞受賞作。
ニュージーランドの全寮制女子校に、親友のバーニィと共に編入してきたジュリアン。彼女は同校を卒業した祖母が遺した手記と、古い手紙を携えていた。手記には、第二次大戦中に同校の教会堂で起こった残虐な殺人事件が、手紙には復讐をにおわせる不吉な一文が書かれていた。教会堂にお籠もりするという伝統行事の夜、ジュリアンと6人の同級生に、過去の事件と酷似した状況で悲劇がふりかかる……。これは41年前の事件の再現なのか? 少女たちを脅かす封印された謎とは? 第20回鮎川哲也賞受賞作。
【著者紹介】
月原渉(つきはら わたる)
1978年神奈川県生まれ。2010年『太陽が死んだ夜』で第20回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。著作は他に、『世界が終わる灯』『月光蝶 NCIS特別捜査官』がある。