晴星

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【短編小説】魔女の涙〜孤独な魔女は嬉し泣きを知らない〜

本が大好きなソーニャは、シルバーホワイトの髪とジェイドの瞳を持つ魔女でした。森の中の小さな家でひっそりと暮らしながら、時折訪れる人々に『魔女の涙』を与えていました。そんな暮らしが続く中、森に一人の青年が訪れます。青年は、今までのお客さまとはどこか違っていました。彼との出会いが、ソーニャの止まった時間を動かしはじめるのです――。
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【短編小説】おにぎり、握って

思わずおにぎりが作りたくなってしまう、食べたくなってしまう――そんな美味しいお話です。私は、都内で一人暮らしをしている女子大生です。3年生の夏のことでした。帰省のために乗った新幹線。隣には若いサラリーマン。ひょんな事から、私は彼に、『私とおばあちゃんとおにぎり』のお話を聞かせることになるのです。
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【詩】夏はこの中

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【詩】20210405

2021年4月5日。コロナ禍在宅勤務となり、外に出ない日々が続いた。久しぶりの外の世界は楽しかった。
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【SS】違和感

男とか女とかどうでもよくないか。同じ人間だ。
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【詩】20210514

2021年5月14日。発熱。コロナではなかった。重たいからだを支えながら、薬局の待ち時間に空を見上げた。
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【SS】彷徨う男

夢でみた内容を少しだけアレンジしたもの。男の目的はなんだったのか、わたしにも分からない。